あなたの周りにお住まいの方には、色々な方がいらっしゃると思います。
そんな近隣様には解体工事の際、大変なご迷惑をお掛けしてしまうのが正直なところです。
しかし、それを気にしていたらあなたの解体工事はいつまで経っても前に進みませんよね。

では、解体工事の際に解体業者はどのようにして近隣様に対する対応をするのかを今回、ご説明致します。
まず、あなたから解体工事の依頼を受けた解体業者は、まず近隣様宅にご挨拶に伺います。
この際に、実際に行う解体工事のご説明、近隣様がどのようなことをご心配していて、どのように対策していくかなどを事前にお話し致します。
※解体業者によっては、全くやってくれない業者もいますので注意して下さいね!その際に、我々解体業者は近隣様がどのような方で、どのようなご心配をされているのかをある程度把握していきます。

そして、いざ工事を開始する際。
まずは、着工日の朝にも再度近隣様にご挨拶致します。
もう一度、近隣様のご心配な点を確認致しますが、この際に一番多いのは埃に関するご心配です。
解体工事に関しましては、あなたもご存知の通り、まずは足場を立てて、養生シートを張っていきます。
この養生シートは、近隣様へ埃を飛ばさないように、がれきやごみが飛散しないように張るのです。
また、あなたの家屋は近隣様宅が近い為、部分的には防音シートという、更に音も防げるシートも使用致します。


実は、解体工事中は、あなたが思っている以上に埃が飛散致します。
埃が飛散するということは、この養生シートが中途半端ですと、近隣様は洗濯物など一切干すことすらできません。
事実、近隣様からのクレームはこれが一番多いです。


あなたも逆の立場になって考えてみて下さい。
洗濯は毎日大体の方が行うものだと思います。
しかし、洗濯物を干したことによって、その洗濯物が埃まみれで汚れてしまったら嫌になりますよね。
ということは、近隣様も同じ感情をお持ちになるのです。
ですので、100%とは言えませんが、少しでも近隣様に普段通りに、嫌なお気持ちにならないでお過ごし頂く為にも、私たち解体業者は丁寧に養生シートを1枚1枚張ってから作業を行います。

こうして、養生シートが一通り張り終わった時点で解体工事は本格的に始まります。
しかし、工事中、養生シートは埃の飛散をある程度防いではくれるのですが、機械を使って行う為、どうしても予想しない方向に埃が舞ってしまい、近隣様へのご迷惑を防ぎきれないことがあります。

そうしますと、近隣様はやはり工事に対して神経質になりがちです。
ですので、解体業者はそうならないように、解体工事中は散水をして埃の飛散をより一層防いでいきます。
散水の効果は絶大で、埃以外にも、砂など飛散しやすい素材のものの飛散も一緒に防止してくれる効果があるのです。

こうして、毎朝工事を開始する前に、養生シートに問題がないか確認し、
また、解体工事中の散水を繰り返しやることで、私たち解体業者は近隣様へ少しでもご迷惑をかけないよう作業していきます。

私たちが普段使用する養生シートは、建築の際と異なり、一般的には真っ白でメッシュ状でないものを使用致します。
その為、埃の飛散防止力もメッシュ状のシートと比べると非常に高いです。

ですが、1つ。
この養生シートのデメリットもお話し致しますね。

この養生シートは、メッシュ状になっておらず、埃の飛散を防止すると書きましたが、悪い言い方をしますと風なども全てシートが受けてしまいます。
その為、強風時などはこのシートが風を受けてしまうことによって、足場材が倒れ、近隣様へ大きな危害を加えてしまう可能性があると言ったデメリットもあります。

ですので、私たち解体業者は、強風の日は工事が終わりました時点で、シートを畳んだり、外したりなどして対策を取っていきます。
これも解体業者によっては怠る業者もいますので、確認しておくといいですよ!!

以上、解体工事の際はこのようにして近隣様が一番気になさる埃の飛散を抑えていくので
あなたも解体工事が始まったら養生などしっかり確認するといいかもしれません。

まとめ
解体工事とは、想像以上に埃が飛散する工事になります。
これは、近隣様が一番頭を抱える問題です。
私たち解体業者は、近隣様がいつも通りの生活を送って頂ける様に、養生シートをビシッと張り、工事中は散水をしっかり行います。

そうすることによって近隣様を不快なお気持ちになりにくくし、また、あなた自身のご心配も減らしていきます。
ですので、あなたも解体工事が始まりましたら、しっかり養生はできているのかなど、ご自分の目で確認をすることでご安心頂けるかと思います!                               

解体工事は、たとえ小さな木造家屋の解体であっても高額な工事になります。
あなたの家屋も解体工事となるとかなりの金額が掛かるのではないでしょうか。
では、解体工事と言っても何にお金がどれほど掛かるのかなど、私たち解体業者でしかわからないことを今回は特別に教えます。

「解体工事=家屋を壊す工事」というのはお分かりですよね。
しかし、家屋を壊してその後廃棄物等を処分しなければなりません。
解体工事の金額が高い一番のポイントはここなのです。

正直に言うと、家屋を壊すだけであればそこまでの費用が掛かりません。
ですが、その壊した後の廃棄物を処分するのには莫大な費用が掛かっているのです。
解体工事費用の6~7割は処分費用だと思ってください。※一般的な木造家屋の場合

6~7割と言いますと、100万円の工事ですと、60万~70万が廃棄物の処分費用です。
解体する家屋は、一般的には木造が多いと思いますが、木造の場合は、壊すのは簡単な分、処分しなければいけない廃棄物が非常に多いのです。

では、あなたのお住まいの家屋でどのような廃棄物が出るのかを考えてみましょう。
あなたの家屋から排出される廃棄物で考えられるが、
「屋根の瓦」、「家屋の木材」、「外壁材」、「各箇所コンクリート」、「廃プラスチック」です。
これらは、木造独特な廃棄物でして、どれも綺麗に仕分けをしなければなりません。
仕分けにはもちろん時間も掛かりますし、作業員の人数も増やさなくてはいけません。

この仕分けが終わった後に、処分になります。
処分といっても簡単にごみ出し程度でできる作業ではありません。
まずは仕分けた廃棄物を種類ごとに分けてダンプに積み込んでいきます。
そして、その廃棄物が処分できる指定の処分場に持って行かなくてはなりません。

この時点でも運搬費用が発生していますし、処分場についてから、廃棄物を処分するのにもお金を支払ってやっと処分完了になるのです。

この一連の流れを解体現場がきれいになるまで何回も繰り返してやっと解体工事が完了するのです。

ですので、あなたのお住まいの家屋が木造であっても一概に安く収まるとは言い切れません。
お見積りの際には、見積もり業者にどこにお金が掛かっているのかを確認したり、他の木造家屋と比べて安いのか、高いのかなども確認するのもいいかもしれません。

まとめ
家屋の解体工事は、解体工事費用という名目の中でも家屋から出る廃棄物の処分費用がほとんどなのです。

廃棄物処分は、一個一個丁寧に仕分けた上で、指定の産業廃棄物処理場に運搬し、処分費用を支払って初めて処分が完了するという、非常に、時間、お金がかかる作業なのです。

また、木造家屋解体工事は鉄骨造、RC造に比べて金額が安いという認識があるかと思いますが、実際に家屋を見て解体した際に排出される廃棄物によっては高くつくこともあります。

見積もり時に、あなたの家屋の解体工事費用の内訳を把握するなどして、納得のいく解体工事を行ってください。

解体工事には、本体工事の他に、付帯工事というものがあります。
本体工事は、建物自体の解体工事になりますが、付帯工事というのは、外構の撤去工事、植栽の撤去工事のことです。

あなたがお住まいの家屋には、ブロック塀や、万年塀はありませんか?
また、お庭に植栽を植えていませんか?

この各付帯が解体工事を行う際に金額を大きく左右することになるのです。
ではまずブロック塀ですが、現在はほとんどのお宅にあると思います。

もちろんあなたがお住まいの家屋にもあるかと思います。
ブロック塀はほとんどの場合が、お隣様宅との境界の目印ですが、中にはかなり凝ったデザイン性があるブロックや擁壁をお使いの家屋もあります。

では、あなたがお住まいの家屋にある一般的な境界ブロックと、凝ったデザインのものを使用した家屋の解体工事費。
どの程度変わってくるのかをざっとですがお教え致しますね。

まず、あなたの場合ブロック塀 1面の高さが4段、長さが10mだとしましょう。
この程度のブロックであれば、付帯工事費用として、約 10,000円です。
それに比べて、凝ったデザイン性のあるものを使用している場合は、約 15,000円です。
1面だけではそこまで変わらないように見えますが、これが4面になると、約 20,000円変わってきます。

また、素材によっても金額は変わります。
上記の金額は一般的なブロック塀の撤去工事費用ですが、これが万年塀であったり、コンクリート製の擁壁であると更に金額が上がります。

付帯はまだまだあります。

お庭に大切に育てている植栽。住んでいるときは、生木を植えることによって成長したところを見たり、景色が映えるなど色々とメリットがあります。

こちらも解体工事になると、付帯として見られてしまうのです。
この植栽ですが、実はかなり処分するのにお金がかかるのです。

「木なんだから安いだろ」と思ったかもしれませんが…(私もそうでした)

植栽、特に生木は根っこがあり、根っこは地面から出ている生木の高さと同じだけ地面に入っていると言われます。
この根っこは機械で取るようになり、根っこの処分代金が非常に高いのです。

その為、解体工事の見積もりの際、付帯として私たち解体業者が一番注意していると言ってもいいかもしれません。
生木はおおよそですが見積もり時にこんなにも金額が増してしまうのです。

生木 2トン車 1台 40,000円~50,000円
生木 4トン車 1台 65,000円~70,000円

1台でこの金額です。
これが例えば5台になった時には・・・
大変高額になってしまうのです。

私たち解体業者は色々なお客様にお会いする機会がありますが、中には植栽をすごく大切にされている方もいらっしゃいます。
そのような方には、植え替えることをお勧めしたりもさせて頂いています。

あなたがお住まいの家屋にも、現在大切にしている植栽がありましたら、解体する前にお考えになってみてください。
大切に育てたものを処分するのにお金もかかってしまうのでは勿体ないと思います・・・

まとめ
解体工事は本体の工事でも大きな金額を支払う工事です。
そこに付帯(外構)がつくと更に金額が上がってしまいます。
特に植栽に関しましては、あなたが大切に今まで育てたものはぜひ植え替えを考えてみてください。
せっかき育ててきたものがなくなってしまうだけでも、残念ですが、更に多額の撤去、処分費用が掛かってしまいます。
解体工事費用をできるだけ安く納める為にも、是非ご検討下さい。

あなたがお住まいになっている家屋ですが、もちろん屋根がありますよね。
屋根の素材には色々な種類がありますが、どれも処分するのにはお金が掛かります。
この金額ですが、実は屋根の種類によって全く変わってきます。

一般的な家屋の屋根の素材ですが、大きく分けて5種類あります。

①、瓦屋根
②、トタン屋根
③、スレート屋根
④、陸屋根
⑤、メッキ亜鉛屋根

この中でも多いのが、瓦屋根というのはわかりますよね。
この各種類の素材であなたがお住まいの家屋解体工事費が大きく左右されることがあります。
では、まず一般的に多いと話しました瓦屋根ですが、屋根だけで金額を出すとすれば、一般的な家屋で約30,000円です。
それに比べて、スレート屋根になりますと、120,000円と約4倍になるのです。

スレート屋根がなぜここまで高額になるかと言いますと、微量ではありますがアスベストが含まれているからなのです。
もちろん体に害が出るほどではありません。
ですが、アスベストが微量でも含まれていることによって処分する金額も自然と上がってきてしまうのです。

逆に、トタン屋根や、鉄鋼亜鉛メッキ屋根に関しましては、ほとんどお金がかからないと言っても過言ではありません。
もちろん、撤去する際の手間は同じくらいに掛かりますが、処分する金額としてみると瓦、スレートと比べてとても安価です。

この機会にあなたがお住まいになっている家屋の屋根を見てみるといいかもしれませんね。
例えば、あなたの家屋の屋根素材がスレートである場合、解体業者がどこの処分場にてどのように処分しているかなども気になるのではないでしょうか?

同業者として恥ずかしいですが、未だに解体工事業者には、不法投棄をしている業者が後を絶ちません。その中でもアスベストなど、処分費が高額なものは特に目立ちます。

あなたがしっかりお支払いをしているにも関わらず、お金を支払った処分物が不法投棄されてしまっていては、折角支払ったお金の意味がなくなってしまいます。

その為にも、金額をしっかり知り、どこにお金がかかっているのかの把握もしっかりすれば安心です!!

まとめ
同じ大きさの家屋解体工事でも屋根ん素材によっては少し割高、割安になる場合があります。
あなたがお住まいの家屋の屋根素材を解体見積もり前に一度見てみるのもいいかもしれませんね!
また、屋根材にはスレート屋根というアスベストを含んでいる屋根素材もあります。
もちろん処分費用が高額になります。その為、しっかりと解体業者があなたが支払った費用を無駄にせず、しっかり処分しているのかなど確認をとってみるのとご安心頂けるかと思います。

家屋の取壊しを決めてからまずはお見積りを行いますが、その際に建物自体の解体工事用とは別に家屋内にあるお荷物であったり庭に植えてある植栽など解体工事という一くくりの中でも様々な種類に小分けをし、お見積り致します。

その中で一番多いのが「残置物」です。
残置物と言ってもわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うと「家屋内にあるいらないもの」のことを言います。
実はこの残置物。
もちろん解体業者の方でも処分できます。ですが、実際はあなたが自分で処分した方が遥かに安いのです。

あなたの市町村にはそれぞれ粗大ごみ用のシールがあると思います。
粗大ごみシールは1枚500円程度からあると思いますが、あなたは引っ越しの際に残すもの一個一個にこのシールを貼りたいと思いますか?

あなたに限らず、ほとんどの方が貼りたくないはずです。
それはかなりの手間がかかるからです。
ですが、家屋内にある荷物全てを新居に持っていけない。持って行っても邪魔だ。

そうして家屋内に残った荷物が残置物と呼ばれるものなのです。
そこでそのような処分に手間がかかるものをまとめて解体工事の際にまとめて処分するのが、私たち解体業者なのです。

ですが、この残置物。
業者に依頼すると確かに楽です。その変わりといっては何ですが、金額が高いです。
あなたの家屋内にはどの程度の残置物が残りそうですか?
残置物の撤去費用ですが簡単に搬出ダンプの台数である程度の金額が出ます。

例えば…
2トン ダンプ1台あたり 約50,000円~約70,000円
3トン ダンプ1台あたり 約60,000円~約80,000円
4トン ダンプ1台あたり 約100,000円~約120,000円

この金額を見てあなたはどう思いますか?
はっきりと言いますと私たち業者が言うのも変ですが、とてももったいないお金です。
おおよそですが、一般的な家庭用のテーブル(食卓で使用する4人掛け)であれば3つ積んだら2トンダンプはいっぱいになってしまいます。

しかし、粗大ごみとして出したらどうでしょう?
テーブル1台2,000円と例えるなら、3台処分するのに6,000円で済んでしまいます。
この時点ですでに約10倍もの金額を支払わなければなりません。

テーブルであればこの金額で収まりますが、例えば残置物の中に、液状のものや、布団、ソファーなどは木製物と比べて金額が割高になります。
これには、処分するときの手間や、処分代金などの兼ね合いがありますが、どれも数千円あれば処分できてしまうものなのです。
確かにまとめて処分をしてもらえば楽です。
しかしその分お金がかかります。
あなたは楽な方を選びますか?それともお金の節約を選びますか?

まとめ
少しの手間を我慢できれば解体工事費用に余分なお金がかからず工事を行うことができます。
確かに残置物をして業者にまとめて処分してもらうのは楽ですが、物によっては10倍以上の処分費用が掛かってきます。
あなたの方で処分できるものに関しては、少しの手間は掛かりますが処分した方がお得です。

まず皆様が必ず気になされるのが解体工事にかかる費用ではないでしょうか?

では解体工事にかかる金額はどのように出ているのかをここに記載していこうと思います。
解体工事のお見積りをする際まず私たち解体業者が気にするのが解体する家屋の前面道路の広さです。

「なぜ道路」の広さ?と思った方もいらっしゃると思いますが、解体工事は皆様ご存知の通り機械を使用して行う作業が中心になります。
機械にも大きさがありまして大きな重機程、パワーが強く、スピードも増します。
機械はもちろん、壊した後には廃材を搬出しなければなりませんよね。
その搬出の際ですが、どんな業者でもまずダンプにて搬出を行います。

この搬出するダンプにも色々と大きさがあります。こちらも機械同様、大きさでスピードが変わります。

では、あなたのご自宅の前にある道路の幅はどれくらいでしょうか?
まず木造2階建て家屋、建坪は25坪の家屋があるとします。
こちらは解体工事の相場だけで見ると坪単価が40,000円で1,000,000円の工事になります。
ですが、道幅を考慮して計算するとかなりの違いが出てくるのです。

①、木造2階建家屋
建坪 25坪
前面道路幅 5.0m

②、木造2階建家屋
建坪 25坪
前面道路幅 3.0m

③、木造2階建家屋
建坪 25坪
前面道路幅 1.5m

①の場合、坪単価が35,000円で875,000円で相場に近い金額で解体工事を行えます。
②の場合は、坪単価が50,000円で1,250,000円という相場よりも少し割高な工事になります。
続いて、③は坪単価 70,000円で1,750,000円というさらに大金を支払わなければいけない工事になります。
①、②、③でなぜこんなにも金額が変わってくるのか。

それは前文でも書きました解体時に使用する重機のサイズ、搬出時に使用するダンプのサイズが大きく異なるからなのです。
大雑把に書いてみましたが、ここまで金額が変わるのには、一つ大きな理由があるのです。
では、あなたのお住まいの家屋前面にある道路幅はどこに当てはまりますか?

わかりやすく①と③を比べてみましょう。

①の場合、工事期間はおおよそ1週間程度になります。しかし③の場合は工事期間はなんと1ヶ月近くにもなるのです。
これは解体時に使用する機械、搬出するダンプによって変わるもので、自然と大きな重機、ダンプですと解体工事にかかる時間も減らすことができるのです。

ということは、工事の作業をしております作業員の作業時間も減る為、人件費の削減にも繋がります。
解体工事の見積もり金額で一番お金がかかってくるのは人件費です。

この人件費を減らす為には、工事期間を短くする必要があります。
すなわち、道路が広く解体工事がスムーズに進める場所程、解体工事金額は抑えられ、逆に道路幅が狭くて時間がかかってしまう家屋は、費用も上がってしまうのです。

まとめ
このように道路の幅という少し変わった角度から解体工事の費用が算出されているのはお解り頂けましたでしょうか?
普段気にしていない家屋前の道路幅ですがこの機会にどの程度あるのか見ておくといいかも知れません。
どんな家屋であってももちろん、道路以外に見ているところが沢山あります。
その中でまずはあなたが多少でも解体工事費用について参考にする箇所として覚えておいてください。

あなたが見積もり依頼をしている解体業者はどのような業者ですか?

解体業者には様々な業者がいます。
もちろん、期待通りしっかり解体工事を行ってくれる業者、逆に、工事が雑で不満が残る解体業者。本当にピンキリです。

ではどのようにして良い解体業者と出会うのか。
今回はここについてアドバイスをさせて頂きます。

ではまず、数社の解体業者に見積もり依頼を出しますよね?
その際に解体業者を見つけたのはNETでしょうか?
それともチラシでしょうか?

もしNETであれば解体業者のホームページを確認しましょう。
そのホームページに記載されている内容に注目です。
大体の解体業者は「金額をお安くします。」というのをテーマに挙げていると思います。

別記事でも記載致しましたが、解体工事は金額だけでは絶対に業者を決めないでください。
今回のような場合、注目するのは、近隣対応など、あなたが解体工事をするにあたって気になさっている 部分をクリアしている業者かどうかです。

クリアしていれば続いて、解体工事の見積もり依頼をお願いしてみましょう。
解体工事において、近隣様からのご協力はあなた自身はもちろんですが、私たち解体業者にとっても非常に喜ばしいことです。

そんな近隣様に対して、まずご挨拶にも伺わない解体業者もいるのが現実です。
そんな業者に当たっては、これから行う解体工事が不安で仕方ありませんよね。

そうならないように、まず依頼していた見積もりがあなたの手元に上がってくるかと思います。金額がご希望に近い金額の業者にまずは目が行くと思います。

それでは、まずその業者にご連絡をしましょう。
そこでご質問するべきことをザッとですがをお教えしますね。

・近隣様へのご挨拶にはいつ頃行くのか。
・解体工事に対する説明はいつしてくれるのか。
・あなたにした説明を近隣様にもしてくれることは可能か。
・作業中に近隣様への配慮はどのように行うのか。
・解体工事中、近隣からクレームなどが入ってしまった場合の対応は誰が行うのかなど。

他にもあなたが気になったことは聞いておくのがベストです。
この上記の質問ですが、業者によって返答が様々だと思います。

まず、「近隣様へのご挨拶はいつ頃行くのか」
この質問に対して、しっかりしている業者は明確な日程を言ってきてくれると思います。

もちろん2~3日前後は考えられますが、挨拶のことを考えていない業者の場合ですと、
「着工前に伺います。」
これが決め台詞と言ってもいいかもしれません。

この言葉を言ってくる業者はまず怪しいです。
近隣様への挨拶は行くかもしれませんが、着工前と言っても、近隣様からすると、
工事が始まる前になっていきなり「明日から解体工事をい行います。」
と言われて、いい気がする方はいらっしゃらないですよね。

しっかりとした解体業者に関しましては、上記の質問をした際に
「工事が決まった時点でご挨拶に伺います。」
このようなお返事が来るかと思います。

近隣様には、色々なお考えの方がいらっしゃいます。
そんな近隣様へ、工事のご説明をする際、着工前に行き、ご納得が頂けないまま着工をしては、確実に工事に支障が出ます。

そうならない為には、ある程度着工までに時間を設け、その間に近隣様への工事の説明をし、ご納得頂けるようにしておくのが良い解体業者ではないでしょうか。

また、解体工事前にあなたはもちろん、近隣様への工事に対するご説明も私たち解体業者の仕事です。
この説明に関しても、ダメな解体業者は、あなたにも工事内容をしっかりと説明しない業者がいます。
そんな業者は実際に解体工事を行っても、決してまともな工事は致しません。

まずは、あなたがしっかり自分の家屋が解体される際に、どのような工程で、どのように進んでいくのかを把握できる説明をしてくれる解体業者を探し、近隣様から聞かれた際も、同じように説明をしてくれる解体業者を探しましょう。
そうすれば、きっと解体工事の最中、解体工事後、気持ち良く喜んで頂けると思います。

まとめ
解体業者には様々な業者がいます。
その中で、あなたが喜んでもらうには、しっかりとした解体業者を見つけましょう。
その為に、まずは業者のHPから確認し、実際に見積もり依頼を出し、直接色々なご質問をしてみて下さい。
いい解体業者に関しましては、必ずいい答えを出してくれます。
そのような解体業者を見つけられれば、工事中、完了後にあなた自身が凄く気持ちの良い解体工事になるかと思います。

まずこれからあなたが行うことは、解体工事を進める為にお見積りをしなければなりません。
金額を決めるにはもちろん何社かの金額を見比べて決定されると思いますが、最終的にお願いする解体業者は必ず業者の中身を見てから決定して下さい。

皆様やはり、お金は一番に気にされると思います。
同じ工事であれば金額が低い方がもちろん良いですし、お得感もありますよね。

ですが、金額のみで判断して業者を確定させてしまうと後々あなたご自身が痛い思いをしてしまいます。

正直に言いますと、解体工事業者の中で、金額を他社より安くしますというのはお決まりの言葉になっています。
この言葉ででは見積もり依頼をするのは当然ですが、実際に施工させるとなるとそこだけを見ていては絶対にダメです。

実は、解体工事は建設工事の中でもとても危険なことが多い工事になります。
建物を壊すということである程度予測できるかとは思いますが、一歩間違えると大事件になってしまうのです。

そんな危険がある工事を任せるのに金額だけであなたは解体業者を決定できますか?
最初にも書いたように、確かにお金は掛からないに越したことはないです。
ですが、金額だけで解体業者を選び、万が一、事故が起こってしまったことをお考えください。

この際の賠償金や、その後に掛かるであろう金額と見比べれば、解体工事費用はまだ低い金額でおさまるのではないでしょうか?

私があなたの立場であれば、まず何社かの見積もりを見ます。
その後に金額がある程度相場に近い業者と、直接お話しを致します。

一度直接お話をすることで、相手がどのような人なのか、どのようなことを考えて工事をするのかなどが見えて来るかと思います。

その中で、私は工事に対する姿勢はもちろん、近隣様やご通行人の方など解体工事現場の周りにも気を配れて、しっかり把握、対応できそうな業者に依頼を致します。

先程も書きましたように、解体工事は危険が山ほどあります。
またちょっとしたことですぐに近隣トラブルにもなり兼ねません。

事故が起きたら一大事ですし、近隣トラブルに関しましても、後々あなたがどのような思いをするかわかりません。
その為にも、施工を実際に依頼する解体業者に関しましては、お金だけで決めないでください。

また、一つポイントをお教え致します!!!!
これは、金額だけで選ぼうと思っていたあなたにとって朗報かもしれませんが、解体工事金額で、数社比べた際、恐らくダントツで安い業者、ダントツで高い業者が1社はいると思います。

もちろん安いからダメ、高いから良いという訳ではありませんが、その間の金額を提示してきている業者と必ず一度お話しをしてみて下さい。

そこでどのように工事をしていくのかなど具体的な話をした後、問題がなければ金額の交渉を再度してみるといいかも知れません。
ここがしっかりとあなたのことをお考えになっているいい解体業者であれば多少かもしれませんが本気で金額面も考えてくれるかと思います。

なぜ、中間の金額を提示してきた業者なのかというのは、私の感覚ではありますが、見積もり時点で、金額を明らかに下げてきている業者は、管理費用を考えていないケースが多いです。

また、金額が異常に高い業者に関しては、諸経費や、管理費などで利益を出そうと考えていることが多い為、あなたのことを考えているというよりも仕事を取ること、利益を出すことのみを考えている業者だと思います。

それに比べて、中間の業者に関しましては大体の業者が解体工事に実際に掛かる金額を考え、あなたのことを思って、管理費などもしっかりお話の上、提示してくれるという業者が多く見受けられます。

まとめ
解体工事を行う際は、絶対に金額だけで業者を選ばないでください。
解体工事は危険がとても多い工事です。そんな解体工事を金額が安いからと、業者の中身がどのような会社なのかなど知らずに任せてしまうと、後々あなたが大変な思いをすることがあります。
解体工事前には、見積もりをもらい頼もうか迷っている解体業者としっかり直接お話しし、業者選びは慎重に、また、あなたのことを良く考えている業者に関しましては、必ず何らかの形であなたを喜ばせてくれると思います。