2016.09.06

養生1つで近隣トラブル対応?

あなたの周りにお住まいの方には、色々な方がいらっしゃると思います。
そんな近隣様には解体工事の際、大変なご迷惑をお掛けしてしまうのが正直なところです。
しかし、それを気にしていたらあなたの解体工事はいつまで経っても前に進みませんよね。

では、解体工事の際に解体業者はどのようにして近隣様に対する対応をするのかを今回、ご説明致します。
まず、あなたから解体工事の依頼を受けた解体業者は、まず近隣様宅にご挨拶に伺います。
この際に、実際に行う解体工事のご説明、近隣様がどのようなことをご心配していて、どのように対策していくかなどを事前にお話し致します。
※解体業者によっては、全くやってくれない業者もいますので注意して下さいね!その際に、我々解体業者は近隣様がどのような方で、どのようなご心配をされているのかをある程度把握していきます。

そして、いざ工事を開始する際。
まずは、着工日の朝にも再度近隣様にご挨拶致します。
もう一度、近隣様のご心配な点を確認致しますが、この際に一番多いのは埃に関するご心配です。
解体工事に関しましては、あなたもご存知の通り、まずは足場を立てて、養生シートを張っていきます。
この養生シートは、近隣様へ埃を飛ばさないように、がれきやごみが飛散しないように張るのです。
また、あなたの家屋は近隣様宅が近い為、部分的には防音シートという、更に音も防げるシートも使用致します。


実は、解体工事中は、あなたが思っている以上に埃が飛散致します。
埃が飛散するということは、この養生シートが中途半端ですと、近隣様は洗濯物など一切干すことすらできません。
事実、近隣様からのクレームはこれが一番多いです。


あなたも逆の立場になって考えてみて下さい。
洗濯は毎日大体の方が行うものだと思います。
しかし、洗濯物を干したことによって、その洗濯物が埃まみれで汚れてしまったら嫌になりますよね。
ということは、近隣様も同じ感情をお持ちになるのです。
ですので、100%とは言えませんが、少しでも近隣様に普段通りに、嫌なお気持ちにならないでお過ごし頂く為にも、私たち解体業者は丁寧に養生シートを1枚1枚張ってから作業を行います。

こうして、養生シートが一通り張り終わった時点で解体工事は本格的に始まります。
しかし、工事中、養生シートは埃の飛散をある程度防いではくれるのですが、機械を使って行う為、どうしても予想しない方向に埃が舞ってしまい、近隣様へのご迷惑を防ぎきれないことがあります。

そうしますと、近隣様はやはり工事に対して神経質になりがちです。
ですので、解体業者はそうならないように、解体工事中は散水をして埃の飛散をより一層防いでいきます。
散水の効果は絶大で、埃以外にも、砂など飛散しやすい素材のものの飛散も一緒に防止してくれる効果があるのです。

こうして、毎朝工事を開始する前に、養生シートに問題がないか確認し、
また、解体工事中の散水を繰り返しやることで、私たち解体業者は近隣様へ少しでもご迷惑をかけないよう作業していきます。

私たちが普段使用する養生シートは、建築の際と異なり、一般的には真っ白でメッシュ状でないものを使用致します。
その為、埃の飛散防止力もメッシュ状のシートと比べると非常に高いです。

ですが、1つ。
この養生シートのデメリットもお話し致しますね。

この養生シートは、メッシュ状になっておらず、埃の飛散を防止すると書きましたが、悪い言い方をしますと風なども全てシートが受けてしまいます。
その為、強風時などはこのシートが風を受けてしまうことによって、足場材が倒れ、近隣様へ大きな危害を加えてしまう可能性があると言ったデメリットもあります。

ですので、私たち解体業者は、強風の日は工事が終わりました時点で、シートを畳んだり、外したりなどして対策を取っていきます。
これも解体業者によっては怠る業者もいますので、確認しておくといいですよ!!

以上、解体工事の際はこのようにして近隣様が一番気になさる埃の飛散を抑えていくので
あなたも解体工事が始まったら養生などしっかり確認するといいかもしれません。

まとめ
解体工事とは、想像以上に埃が飛散する工事になります。
これは、近隣様が一番頭を抱える問題です。
私たち解体業者は、近隣様がいつも通りの生活を送って頂ける様に、養生シートをビシッと張り、工事中は散水をしっかり行います。

そうすることによって近隣様を不快なお気持ちになりにくくし、また、あなた自身のご心配も減らしていきます。
ですので、あなたも解体工事が始まりましたら、しっかり養生はできているのかなど、ご自分の目で確認をすることでご安心頂けるかと思います!