近年ではどんなお宅にも主流になっているブロック塀ですが、一般的には平らな部分に平行に積まれていますよね。
では、あなたに質問です!!
あなたのお家にはお隣様のお家との高低差はありませんか?
もしあった場合は、業者を決める際、絶対に「金額」だけで選ばないでください!
お隣様宅と高低差がある場合、どちらか高い位置に建っている建物がありますよね。
ということは、お家が建っている土の高さもどちらかが高くなっていますね。
この場合、ただの境界線を示すブロック塀ではなく、「土留め」も有効にしたブロック塀を積まなくてはなりません!
これがないとどうなるかはわかりますよね?
・・・そうです!
高い方の土が低い方にどんどん崩れていくのです。
酷い場合はそのままお家も傾いてしまったりなども…
恐ろしい結果を招くことがあります。
では、実際にあなたが2社で相見積もりをしたとしましょう!
片方だけ非常に安い金額で提出が来ました。
ここがこの土留めブロックの罠です!!
なにが!?と思うかもしれませんが、実際に安い方の業者で施工をするとした場合、通常のブロックを使用しているケースが非常に多いです!
通常ではダメなのです!
上記したように、高低差がある場合は、境目に積むブロック塀に土留めの役割も果たして貰わなくてはなりません。
通常土留めで使用する土留め用ブロック(CPブロック)は土圧を受けても大丈夫なようにブロックに作られている隙間に生コンクリートを充填して積み上げていきます。
しかし、通常ブロックでは隙間に鉄筋を組み、そこにモルタルを詰め込むだけになっております。
これらは土圧を受けた際の強度に大きな差が出ます。
土留めを踏まえた境界ブロックで大きな金額の差が出るのはこの使用しているブロックによるものなのです。
金額が大幅に下げる理由として、1番多いのが土留めブロックを使用せずに低価格な通常ブロックを使用する。
通常ブロックは積み上げる際の手間は土留めブロックと比べても省けます為、作業員の稼働費用などでも金額に差が生じます。
しかし、金額が安いからといって通常ブロックで土留めを行ってしまいますと、積み上げたブロックが土圧に耐えきれなくなり、ブロック塀ごと倒れてしまうといったケースが非常に多いです。
そうならない為に、実際に見積もりに記載されている事項をあなた自身が確認し、どのような行程でどのようなブロックを積み上げるのかを確認する必要があります!
まとめ
どんな工事でもそうですが、金額が安いという所だけで決して業者は選ばないでください。
ブロック塀にしても、しっかりと工事内容を確認してから取り掛かるようにしてください!