2016.11.29

まずは近隣の承諾貰いましょう!

街中でよく見かけるお家とお家の間にあるブロック塀。

これらは、主に境界線沿いに積まれている事が多いです。

最近ではデザイン性も豊かになり、一般的なブロックではなく、化粧ブロックと呼ばれるカラーや、模様のついたブロックなども使用される事が多くなってきました!

この境界線の目印ともなるブロック塀ですが、あなたがお家を建てる際勝手に積んでしまっても良いものなのでしょうか?

いえ!!
決してあなたの独断でブロック塀は積まないで下さい!

まず、境界線とはそれぞれのお家の敷地がどこからどこまでか表すものでとあり、また資産を表すものでとあります。

その為、例えあなたのお家の境界線内であっても、隣地の方との話し合いも無しに勝手に境界ブロックを積んでしまうとその後に大きな近隣トラブルに発展してしまいます。

では、どの様にして境界ブロックは作り上げられていくのでしょうか?

現在、ほとんどのお家は不動産会社やハウスメーカーがデザインを決め、その中に境界ブロックも含まれている事がほとんどです。

しかし、注文住宅や、リフォーム工事などで境界ブロックも作り上げる、積み直すなんてケースも0ではありません。

この様な場合ですが、まず不動産会社やハウスメーカーがデザインを確定している場合は、建築工事を始める前に近隣様に積み上げるブロックの説明をし、承諾を取っております。

中にはお隣と、新築工事によって建てるお家の両敷地にまたがって積まれているブロックを壊してから新たに積み替えるというケースもあるのです。

基本的に両敷地にまたがって積まれているブロックは共有財産として認識されているものでこちらは特に隣地の方との話し合いが必要となるものです。

また、それを壊すことによって、新たに建てるお家はデザイン性、予算なども具体的に決まっている為、文句はないのですが、元々建っている隣地の方は、デザインも考えてなければブロックを積み直す費用なんて考えてもいない事がほとんどです。

その為、隣地の方から反対されることは少なくありません。

しかし、不動産会社やハウスメーカーはブロック塀も作り上げて初めて商品として成り立つ為に、それぞれ隣地の方との話し合いを何度も何度も繰り返し、話がまとまって初めて境界ブロックを壊す、積み上げる工事に踏み切るのです。

では、注文住宅やリフォームの場合はどうでしょう?

注文住宅もやはり、不動産会社が絡んでくる事が多いです。

その為、上記した新築と流れとしては然程変わりはないのですが、1番難しいのはリフォーム工事の際です!

正直、なかなかリフォームで境界ブロックをいじるということはないのですが、この場合、まずはリフォームをお考えのお家から隣地の方へお願いをする所から話が始まります。

境界、資産が絡んでくる事を実際に詳しい業者から話されるのと、一般の方から話されるのでは明らかに安心感、不安の大きさが異なりますよね。

事実、一般の方が境界について話すとなると非常に難しいと思います。
その為、近隣とのトラブルにも発展し兼ねません。

その様な時にお力になれるのが我々外構工事業者になります。

不動産会社やハウスメーカーの場合ですとどこも専属の下請け業者がいて、下請け業者は不動産会社、ハウスメーカーから委託を受け施工だけを行う事がほとんどです。

しかし、個人のお施主様の場合は、外構工事業者が代理で近隣様に積み上げるブロックがどの様な位置でどの様な積み方をするのかなどのご説明をする事も可能です!

最近ではやはりこの流れは少なくなってきておりますが、
「町の外構屋さん」と呼ばれる様な業者ですと、この様な経験もある業者がいるのです。

近年、ハウスメーカーからは独自のデザインを使用したブロックや、施工する業者が楽に積む事が出来るブロックを使用するなど本当に様々な種類のものが存在します。

その為、工事期間も短く、近隣様からの承諾も頂けやすいというのは事実です。

しかし、私個人としては、境界ブロックはやはり、専門の外構工事業者に委託するという流れが近隣の方も詳しく工事の中身も知れますし、安心できるものだと思っています!

新築工事をこれから行う場合はもちろん不動産会社、ハウスメーカーの方で近隣にはある程度の説明がされているはずですが、実際にあなたがお住いになるお家の境界を示す目印になるブロック塀なので、あなたも実際に説明を受け、どこからどこまでがあなたの資産になるのかなども確かめておく必要があります!

まとめ
境界線の目印となるブロック塀。

近年ではハウスメーカーを中心に様々な種類のものが産み出され、使用されています。

しかし、外構工事専門業者からの説明がやはり近隣の方々には詳しく伝わりますし、安心して頂けるものです。