街中で良く見かける解体工事現場ですが、実際にやっている現場は中々間近で見ることはありませんよね!
では、解体工事はどんな人でも行える工事なのでしょうか?
解体工事現場には、どんな現場でも養生がされています。
大きな工事現場になりますと、鉄製の板で現場を囲ったり、パネルと呼ばれる養生材を使用しております。
また、一般的な家屋の解体工事になると、シート状の養生を致します。
その養生によく白い看板が貼ってあるのを見たことはありませんでしょうか?
実はあの看板!
「工事を行っても良いですよ」
という許認可を取得している証明書になっているのです!
大きな現場になりますと、更に労災保険の加入証明であったり、工事に関わっている業者全ての許認可が貼り出されています。
実は、解体工事とは建設工事の中でも珍しく、どんな規模の工事であっても許認可が必須となる工事なのです。
解体工事は、非常に危険が多い工事です。
また、壊した建物から排出される産業廃棄物も処分しなくてはなりません。
産業廃棄物を運搬するには、各都道府県から交付される
「産業廃棄物収集運搬業」
という許認可が必要ですし、
解体工事を行うには、500万円以下は、
「解体工事業者登録」
500万円以上の工事では、
「建設業許可」
というそれぞれの許認可が必要です。
しかし、中には上記の許認可を持たずに平気な顔をして解体工事を行っている業者もいます。
解体工事は一歩間違えれば大事故になる工事です。
そんな工事を悪徳業者に任せて良いものでしょうか?
また、建物から出た廃棄物も無許可で運搬している業者も非常に多いです。
これは皆さんもご存知の
「不法投棄」
の大きな原因とも言える事です。
あなたのお家や、近隣でこの様な業者が解体工事を行っていたらどう思いますか?
心配ではありませんか?
中々現場の中を見るというのは難しい事ではありますが、実際に行われている解体工事現場に貼り出されている看板は見ておくといいです!
何かあってからでは遅いです!
その備えとして実際に書かれている業者名をメモしたり、どの様な会社が実際に工事を行っているのかなど確認しておいてみるのがいいかと思います!
まとめ
解体工事とは、大きく分けて3つの許認可が必要な工事です。
世間的に悪徳業者と呼ばれる業者は恥ずかしながら後を絶ちません。
何かあった時では遅いのでそうなる前に工事現場に貼り出されている看板を見ておいてください!