2016.09.04

写真を撮ることで○○○○の備えになる!!

あなたが解体工事をお考えになってからまず行うこととしましては、お見積りだと思います。
そのお見積り金額にご納得し、いざ解体工事を依頼する際にまずは一個頭に入れておいた方があります。

それは、「自分の家屋周りを写真撮影」しましょう。
というとわかりにくいと思いますが、あなたのお住まいの家屋に何か所か近隣との距離が近いところがあると思います。
そこの写真を撮るのです。

「ん?写真?」と思うかもしれませんが、この写真が後々あなたの救いになるケースが非常に多いのです。
ではなぜ写真を撮影するのか。
またなぜ近いところの写真なのかというのをここでお話ししておきます。

解体工事の際に撮影した写真は、解体工事前の状態を残す唯一の手段なのです。
解体工事とは、元々あるものをどんどん無くしていく工事になる為、既存状態の確認は工事の開始前に撮影したものでしかわからないのです。

私が近隣との近い部分と言ったのには大きな理由があります。
ではまず、窓を開けての写真、続いて外に出て写真をを撮りましょう。
近いところ重視ですが、できるだけ近隣様宅の現状の様子がわかるものが多いと尚良いです!!

その後は撮影した写真をご確認ください。
近隣様宅に破損している箇所はないでしょうか?
万が一、あった場合はそこの写真を必ず残しておくか、実際に解体工事を行う解体業者に着工の前にお伝えください。

「なぜ?」、「近隣宅だから関係ないでしょ。」
と思うかもしれませんが、実は解体工事では、今まで家屋が建っていたことによって見えない部分がどんどん見えて来る為、近隣宅での破損があった場合に、そこが解体工事前のものであっても、近隣の方から指摘され、お客様や、解体業者が実際に壊していないにも関わらず、解体工事の際に破損したなどと言われてしまうことが多々あるのです。

もちろん私たち解体業者もこのような事に備えてできる限りの写真は撮りますが、あなたご自身が実際に住んでいる際の写真を取っておくことにより、「近隣トラブル時の備え」となるのです。

特に近隣様宅と近い部分に関しましては、解体工事の際は慎重に解体を致します。
その都度、施工前に写真を撮ったり、施工中の写真を撮ったりなど、私たちも何かあった時の為に対応できるようにしています。

しかし、解体工事自体は始まっているという近隣様の認識の上での写真になる為、解体業者が施工前の写真を近隣様に見せても、なかなかご納得して頂けず、しまいにはあなたに連絡がいってしまうケースもまれにあるのです。

もちろん基本は私たち解体業者が責任をもって対応致しますが、万が一そうなった際に、あなたが撮影していた写真を頂いていることにより、またお話し頂きていれば、その写真をご確認頂き、写真が実際に住んでいるときのものということが近隣様に伝わることにより、初めてご納得頂くこともあります。

一度あなたにご連絡が行ってしまうと、知識の面で解体業者よりも話しやすい為、あなた本人にお話しを持ちかけようとする ケースが非常に多いです。

また、私たち解体業者としましても写真を取って頂けていると、余り良くない言葉ではありますが非常に助かります。
解体工事とは、近隣とのトラブルが付き物と言っても過言でない工事です。
その為、私たち解体業者も常に近隣様への配慮は徹底しております。

しかし、実際に施工中に何か言いがかりなどがあった際は、私たちの写真では効果が弱く、実際に住んでいた時にあなたが撮影して写真が非常に効果的なのです。

その為、まれではありますが、実際にお住まいだった時の写真を解体業者が頂き、近隣様との対応がスムーズになったなんてケースもあるのです。

問題なく、工事が終わることに越したことはありませんが、何か起きた際に写真があなたにとって心強いものになることは間違えありませんので、解体工事前には必ず撮影をしておいてください!

まとめ
解体工事という、既存もものがなくなって行く工事の場合、今まで見えていない部分が見えてきます。
その際に元々近隣様宅が破損などしていた場合にも、解体工事が原因として補修使用、賠償などをもとめられることが多々あります。

そんな時にあなたがお住まいの際の写真があることにより、その破損が元々のものであることの唯一の証明となります。

解体工事前には、必ず写真を撮っておき、何か起きた際に対処できる備えをしてみて下さい!!
その写真に救われることがあるかもしれません。