2017.06.20

誰が保証するの?

近くで工事が行われた場合、実際に事故が起きてしまったら誰が保証してくれるのかはしっかりと把握できていますか?

特に”解体工事”は、非常に危険な工事の為、何か起きてしまう前にあなた自身がご自分の為にもしっかりと保証してくれる所がどこなのかという事を把握しておく事が大切です。

もちろん、どのような施工業者であっても皆、事故を絶対に起こさないように取り組んでいます。

しかし、実際に起こってしまった時に、保証を求めて様々な問題を抱えている会社も多いです。

基本的に、工事を請け負っている会社のほとんどが「損害保険」に加入をしています。

こちらは工事期間中に不慮の事故などが起きてしまった場合に、その損害部分の補修費用などを保証する保険になっています。

例えば、”元請けA社”が”下請けB社”と請負契約を結び、実際に施工しているのが”下請けB社”だとしましょう。

”下請けB社”が行っている解体工事中”aさん宅”の隣に住んでいる”bさん”のお家の外壁に工事期間中に付いたと思われる傷が見つかった時、実際に保証を行うのは”元請けA社”と”下請けB社”どちらなのでしょうか?

このような場合、一般的には施工をしている”下請けB社”が保証を行います。

工事を請け負っているということは、元請けと下請けで必ず「請負契約」を結んでいます。

工事を請け負うという事は、工事期間中、責任を持って工事を行うという事でもある為、実際に施工をしている”下請けB社”は、請け負った工事内において、不慮の事故を起こしてしまったという見解になり、”下請けB社”が保証をするのです。

ですが、どこの会社も直ぐに保証を納得するとは限らないのです。

そこで、今回の場合は万が一”下請けB社”があなたの保証をせずに逃げてしまおうとした場合に対処が効くよう、”元請けA社”の情報もあなた”bさん”が把握しておく事が大切なのです!

そうする事で万が一、”下請けB社”が悪徳業社であったとしても”元請けA社”とのやり取りが行え、保証なども最後までしっかりと行わせる事ができます。

まとめ
普段何気なく目にしている解体工事ですが、事故などが非常に多い工事でもあります。

もしもあなたのお家の近くで工事が行われている場合は、”元請け”と”下請け”をしっかりと把握し、万が一に備えておく事が大切です。