2017.03.14

〇〇沿いで解体…

解体工事とは、新たに建物を建築する際、
また、古い建物を取り壊さなくてはならない際などに行われる工事です。

そんな解体工事ですが、実は「地形」などによって様々な特徴があり、時には工事が困難になってくる地域もあるのはご存知でしたでしょうか?

今回はそんな中でも特に多くの解体業者を悩ます「地域」、「地形」についてご説明を致します!

皆さんもよく目にすると思いますが、地域の名前に「〜島」や「〜川」、「〜橋」がつく所がありますよね!

実は、地域に付けられている名称には、その地域に昔あったものなどを表す表記がされていることが非常に多いです!

上記の「島」、「川」、「橋」という言葉を聞いてあなたはなにを想像しますでしょうか?

…そうです!

「水」ですよね!

実はこの「水」が解体工事の際に工事に支障を及ぼす事が非常に多いのです。

解体工事とは、建物はもちろんですが、建物の基礎まで解体を行います。

建物の基礎は地面の中に作られていますよね。

この基礎を壊す際に、昔「水」があった地域の場合、地盤から水が湧き出てきてしまう事が非常に多いのです!!

地盤から水が湧き出ると敷地内の土は緩くなってしまい、重機が思う様に動かす事が出来なかったり、ひどい時ですと水を一度汲み上げてからでないと作業ができない事もあるのです。

また、解体工事では必ず「整地」という作業を行います!

「整地」とは、敷地を綺麗に掃除しながら整えた更地にする作業なのですが、地盤が緩んでいると、どうしても凸凹になってしまったりなど、解体工事としての”締め”すらまともに行えない事もあるのです。

湧き出てくる水は元々の地域柄の物です。

もちろん、一度汲み上げただけで止まるものではありません。

その為、実際にこの様な地域の解体工事を行う時は、毎日水の汲み上げからスタートして、工事が開始になります。

そうすると自然と工期が伸びてしまったり、解体業者としても望ましくない事なのです。

まとめ
普段何気なく目にしている地域名ですが、実は解体工事の際に非常に深く関わってくるのです。

解体業者はもちろんですが、実際に工事を検討されている皆さんも実際にご自分のお住まいになられている場所には昔何があったのかなども確認してみると解体工事に対する興味も湧くかもしれませんね!