2017.01.17

手壊し解体と重機解体

皆さんがご存知の解体工事は、どの様にして建物を解体していますか?

解体工事現場においてほとんどの場合は、バックホー(ユンボ)と呼ばれる重機を使用しての解体が行われますが、中には全て手で壊す「手壊し解体」というものもあるのはご存知でしょうか?

では、どの様な場合に手壊しをするのか!

バックホー(ユンボ)は体も大きく非常にパワーもある為、解体工事においては必要不可欠な機械になっております。

しかし、解体工事をいざ行う際に重機の搬入が困難な現場も中には存在するのです。

例えば、、
現場までの道が非常に狭い!

現場の目の前の道路の交通量、歩行者の通行量が非常に多いなどなど。

重機を入れるには障害となる事が多々あるのです。

重機解体を行う際には、基本的に最初は正面の道路に重機をおいて建物を解体しながら、建物敷地内に重機を入れなくてはなりません。

その間は、狭い道路に関しては歩行者ですら通るスペースが確保できなかったり、通行量の多い場所では、通行止めというのもなかなか現実的に難しい場合もあるのです。

その様な時に、重機に頼らず手壊しを行う!という訳なのです。
もちろん手壊し解体は重機解体と比べて工事日数も掛かります。

ですので、見積もり時に重機解体の費用でお考えの方が手壊し解体の見積もり額を見るとビックリするかもしれません!

ですが、実際に皆さんがお住いのお家を手で壊すという作業は非常に大変な物です。

その為、重機解体と比べるとどうしてもご予算としては高額になってきてしまうのです。

しかし、手壊し解体のメリットとしては、重機解体と比べると近隣様へ不快な思いをして頂く事が起こりにくいという所かもしれません!

重機解体の際は、養生シートをバッチリしていても防ぎきれないホコリが飛散します。

これは重機によって力強く勢いよく建物を壊す際に起こる事が多いためです。

手壊し解体の場合には、一個一個を手を使い作業員自身が解体して行く為、ホコリ飛散防止を前もって防ぐ事もできるのです。

また、重機を使用していますと、近隣の方々は安全対策はされていてもやはり怖いというご意見を良くお聞きします。

その様な方々からも手壊し解体時はご心配も減りますし、メリットも非常に多いのは事実です。

では、皆さんも一番気になる金額の部分!

手壊し解体で見積もりを出した際は、重機解体と比較すると、約倍近い金額になる事も予想される程です。

その為、一般的な重機解体と手壊し解体でどちらも選べる場合は、費用を取るか、安全含め近隣様への配慮の徹底を取るかなどをお考えになってお決めになってください!

まとめ
解体工事には、一般的な重機解体と、作業員が手作業で解体を行う手壊し解体があります。

どちらもメリット、デメリットがありますが、どの方法で解体を行うかは実際にご依頼をされる皆さんです。

それぞれの良いところ、悪いところを見分けてどちらがあなたの理想の工事に近いかを考えてみて下さい!