2017.01.10

知っていますか?マニフェスト。

解体工事におきまして、施工の際に建物から出る産業廃棄物ですが、実際にどの様な場所にどの様な方法で捨てられているかはご存知ですか?

今回はあなたが実際にご自分のお家を解体した際に必ず気になると思う、解体工事中に出るゴミの処分について書いていこうと思います!

では、まず解体工事において一般的な木造住宅から搬出される廃棄物なのですが、何があると思いますか?

まず、木材!
木材は建物の柱や、梁など建物のあらゆる箇所に使用されています。

続いてコンクリートですね!
コンクリートは建物の基礎はもちろん!

お家によっては駐車場の土間打ちコンクリートなどもあります。

その他はパッと思い浮かぶものはありますか?

中々気にしない箇所としては、お家の中ですね!

まず和室にある畳!
こちらも産業廃棄物として搬出されます!

また、室内の壁!

こちらは内装ボードや石膏ボードと呼ばれるいわゆる内装材として搬出致します。

お家によっては土壁と呼ばれるものを使用していたりと内装材も様々です。

この他には屋根の瓦や、外壁のモルタルなど、一つのお家を解体して、細かく仕分けをすると、様々な種類の産業廃棄物が出て来るのです。

そして、これらの産業廃棄物!

一体誰がどの様にしてどこへ持っていくのでしょうか?

産業廃棄物は一般ゴミと一緒には決して処分できません。

その為、産業廃棄物は規定の産業廃棄物処分場に持っていき、処分を行わなくてはなりません。

また、産業廃棄物は「産業廃棄物収集運搬業」という資格を持った会社又は人ではないと運搬ができず、解体工事業者はこの資格も保有しております。

もちろん、産業廃棄物処分場に関しても処分ができる資格があり、それを保有している業者でないと産業廃棄物の処分はできないことになっております。

しかし、こんな大切な資格を持っていないのに平気で産業廃棄物を運搬している業者も中には少なくありません!

そんな悪徳業者を見抜く為、どこの解体工事においても処分場に捨てた証明として「マニフェスト」というものの提出を取り決めている事が非常に多くなって来ました。

マニフェストとは、産業廃棄物をどこの解体工事現場からどこの処分場に何をどの程度捨てたかを記載したものでして、解体工事においては現場ごとに発行するのが主流となっております。

こちらのマニフェスト!

非常にわかりやすく記載があり、あなたが見てもはっきりと内容がわかるように記載されています!

このマニフェストが無い場合は、実際にどこになにを捨てているかなどもわからない為、あなたが実際に解体工事を依頼する際は、施工をする業者さんに前もってマニフェストの提出を依頼してみるといいですよ!

そうすれば、必ず悪徳業者に引っかかる可能性も低くなります!

まとめ
解体工事において、産業廃棄物を運搬、処分するのには資格が必要です。

また、解体工事で出た産業廃棄物は処分をすると、証明書に似たマニフェストというものが発行されます。

これは正式な処分方法でキッチリとした処分場に持っていくと発行されるものになっている為、悪徳業者ですとこの持ちあわせ、提出が困難になります。

あなたが実際に解体工事を依頼する際は、前もってマニフェストの提出を依頼し、悪徳業者でないかの判断材料にしてみてくださいね!