2016.12.13

解体は大変なんです!

皆さんが何度か検討した事がある解体工事ですが、実はエリアによって、また建物によって工事内容が非常に大きく変わってきます。

まずは、建物には色々な構造のものがあります。

例えば木造住宅や、ビルなどのSRC構造の建物などなど。
非常に多くの種類が存在します。

また、解体工事のすごいところが!

「絶対に同じ形の建物が存在しない所です!」

外観から様々なお家をご覧になることが多々あると思いますが、実際にそれらの形が全く同じものを見たことはありますでしょうか?

凄く似ている建物はありますが、建物の姿、中身が全て同じものは絶対に存在しません。

その為、既存の家屋、建物を壊す解体工事では、全く同じ現場というのは存在しないのです。

ということで、解体工事はまず現地確認が必須となります。

良くインターネットなどで特徴を入力しただけで見積りができるなどと謳っている広告が出ていますが、正直当てになりません。

実際にどんな建物でも、それぞれの特徴があります!
その特徴は実際に目で見たり、触れたりしてどのようなものなのかを判断致します。

それもしないで
「あなたのお家は〜円で解体できますよ!」
という話は決してできないのです。

ですので、まず解体工事を依頼するときは、必ず作業員もしくは担当者に現場となる建物を見せ、正確な見積もりを取ってください。

それでは、題名に使用してますが、解体工事は何が大変なのか!

それは、工事期間中にあります!

実はそれぞれの建物が建っている下には土があると思います。

これを「地盤」といいますが、「地盤」には建物の基礎が入っていたり、植栽が生えていたりなど色々なものが表面上に見えてきます。

実際の解体工事費用で解体工事業者から提示されている金額は、家屋本体と、この基礎など地盤の上に目で見えるものの解体、撤去までとなっているのをご存知でしょうか?

解体工事で最後の最後に解体工事業者を含め、それぞれ施行依頼をしているお客様を悩ませるのが、

「地中障害物」
「地中埋設物」
と呼ばれるものです!

文字を見てある程度予測がつくかと思うのですが、地盤の中にコンクリートや瓦などが入り込んでいる事が非常に多くあるのです! 

これは解体工事中にもちろん請け負っている解体工事業者が必ず撤去をしなくてはならないのですが、これに関しては、解体工事費用とは全く別途の扱いになってしまうのです。

例えば当初のご予算が100万円で、解体工事費用が90万だとしましょう。

その後に万が一地中埋設物が出てきてしまい、その撤去費用が20万だとしたらあなたのご予算から10万円もはみ出てしまいますよね。

この地中から出てくるもので一番厄介なのが、解体工事も終わりに差し掛かった辺りで発見されるという所です。

地中ですので、”もちろんそうだろ!”と思うとは思うのですが、実は解体工事業者も本当に切なくなるんですよ…汗

というのも、どこの解体工事業者も工期を決め、終わりに合わせて次の現場という流れを作っています。

しかし、1つ前の現場でつまづいてしまうと、他の現場にも大きく支障がでてしまうのです。

また、最後の最後でお客様もお支払いが増えたりなど、全員が嫌な思いをしなくてはならないんです。。

地中障害物に関しては、実際にやってみないとどのようなものが出てくるか一切わかりません!

これはどこの解体工事業者に聞いても同じ答えが返ってくると思います。

その為、あなたも解体工事依頼をする際は最後まで決して気を抜かないで下さい!

また、見積もりの予算には少しでも余裕を持っておいてくださいね!

まとめ
解体工事はまずは実際に建物を見なくては正確な見積もりを作成できません!

しかし、実際に現地確認をし、施工をしている最中に地盤の中から出てくる地中障害物、地中埋設物などはこの見積もり額に含まれていません!

また、実際にやってみないと見積もりすらもできません。

その為、最初の予算組みのとき、満額を使わず万が一の為、残しておくお金もご用意しておいてくださいね!