2017.07.25

追加金額が掛かる地中埋設物ってどんなもの⁈

 

【地中埋設物とは⁇】

 

 

解体工事の際に、地中から様々な障害物が出てくる事があります!

 

これを我々解体業者では

「地中障害」「地中埋設物」

と呼んでいます。

 

地中埋設物が出てくると最初の見積りとは別途で追加金額が発生するものがあります!

 

地中埋設物と聞くと、「そんなの滅多に無いことだよね?」という声が返ってきそうですが、まったく可能性が無いとも言い切れません。

 

あくまで私の経験を基にした感覚ですが、なんとおよそ5件に1件は地中埋設物が出てきているような感覚なのです!

 

【地中埋設物の種類は⁈】

 

 

それでは、実際にどのような物が出土するのでしょうか?

実際に例を挙げていきたいと思います!

 

 

《瓦・ガラ》

 

最も多いケースが、瓦・コンクリートガラなど、以前に人為的に埋められた廃棄物になります。

 

原因としては以前の土地所有者が、正しく処分する費用や手間を惜しんで埋めたことが考えられます。

 

土地を購入した方の場合は、瑕疵担保保証に該当する場合が多いため、不動産屋さんに相談してみる事をお勧め致します。

 

処分費用を売主に負担してもらえるかもしれませんよ!?

 

《岩・石》

大きさや形は様々ですが、岩石もよく耳にする事例になります!

 

最近の住宅は基礎を深めに掘ることが多いため、以前の建築では問題にならなかった岩が、建築の妨げとなることがあります。

もし見つかった場合は建築会社に確認し、撤去するべきかどうかを判断してもらうと良いでしょう!

 

《タイヤ・衣服》

滅多にない事例ではありますが、タイヤや衣服等も埋められていることが有ります!

 

こちらも建築の妨げとなることが多いですので、必ず解体業者に撤去を依頼して下さい!!

 

《医療廃棄物》

 

ごく稀に、注射器等の医療廃棄物が見つかる可能性もあります!

 

未使用であれば大きな問題はないのですが、体液・血液の付いた医療器具は感染性廃棄物としてみなされるため、処分には特殊な許可が必要になるんです!(特別管理産業廃棄物収集運搬業・特別管理産業廃棄物処分業)

 

まず一般的な解体業者がそのような許可を持っていることはまずありませんので、まずは役所に相談してみましょう!

 

《以前の建物の基礎》

 

こちらも稀なケースになりますが、今回壊す以前に建っていた家屋の基礎が残っている可能性があります!

現在の建物の基礎が解体費用に見込まれていることは当然ですが、それ以前の建物については事前に予期できない部分になりますので、追加費用は必至になります!

 

解体業者・建築業者と相談した上で、撤去を依頼しましょう!

 

《湧き水》

 

地下に水脈が走っている土地の場合、土を動かすことによって水の流れが変化し、湧き水が噴出する可能性があるんです!

 

水浸しになってしまうような場合には、排水経路を作るなどの措置が必要になってきますので、こちらもすぐに業者に相談しましょう!

 

《その他⁈》

 

あってはならないケースになりますが、人骨が発見されたという事例も耳にしたことがあります。。。

こればかりは、無いことを祈るしかないですね!

 

 

 

簡単に説明致しましたが、上記が考えられる地中埋設物の種類になります!

 

 

【追加費用の金額⁈】

 

今回ご紹介した埋設物が見つかった場合、その処分にかかる費用は施主が負担することが一般的になります。

 

ガラや瓦などのケースでは10万円以下の追加費用で済むことが多いですが、湧き水や感染性廃棄物ともなると、それ以上の費用がかかってしまうこともあります!

 

無事を祈りながら、万が一の心構えをしておくのは大切になります。。

 

【まとめ】

このような地中障害物が発生した場合の、費用・対応は事前に解体業者に確認しておくことがトラブルを回避するポイントになります!

追加費用で嫌な気持ちにならないためにも、必ず事前の確認を行う事をオススメ致します‼︎